柳田泰己騎手:ある日本人騎手の生き様
はじめに
僕はあまり人の死に関する、特に個人にフォーカスがあたる記事を書くことは好きではありません。
それでも今回は、日本を遠く離れたニュージーランドで夢を叶え、地元の人々に愛された柳田泰己という日本人がいたことを一人でも多くの人に知ってもらいたいと思い、この記事を書きました。
彼の生き様が多くの人々に夢を追い続ける力と希望を与えることを願って。
競馬での事故
ニュージーランドで活躍していた日本人騎手の柳田泰己(Taiki Yanagida)騎手がレース中の事故が原因で亡くなりました。まだ28歳でした。あまりにも早すぎる逝去に言葉もありません。
柳田泰己さん
彼は騎手になるという夢を叶えるために大変なご苦労をされたようです。騎手になるために18歳から乗馬を始め、やがてオーストラリアからニュージーランドに渡り、下積み時代を経て2017年に騎手デビュー。そこからはかなりの好成績をおさめて「タイガー」の愛称で地元ファンに親しまれていたようです。
競馬に関係する家系でなく、また競馬学校にも通えなかったけれど自ら道を切り開いて夢を追い続けた柳田騎手。ビザの手続きも全て自分自身で行っていました。
事故にあう一ヶ月前にはコロナの影響で長い間帰れなかった日本に一時帰国しご家族と一緒の時間を過ごされたそうです。
ニュージーランドの競馬メディアは、柳田騎手を追悼する動画「In Loving Memory of Taiki Yanagida」を公開しています。
動画では柳田騎手のレースに臨む姿、インタビューに答える様子が見ることができます。
動画の3分あたりから柳田騎手が初勝利したレースとインタビューの様子が撮影されています。そのインタビューで柳田騎手は、騎手になるために6年を費やしたこと、師匠のランスさんが多くの機会を与え、多くのことを教えてくれたこと、少しずつ成長し遂に初勝利を掴むことができてとても幸せであると語っています。
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