New Zealand Life

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詐欺電話のユニークな撃退方法

増加する詐欺電話

ニュージーランドでは海外からの詐欺電話がかかってくることが多いです。特にlandline(固定電話)向けにかかってくることが多く、コロナ後に更に増加し続けている印象があります。固定電話にかかってくる電話はセールス目的か詐欺電話であることが多いので、最近では個人用の固定電話を持たない人も増えています。

日本ではオレオレ詐欺の話はよく聞きますが、海外からかかってくる詐欺電話というのはあまり聞きませんよね。もし僕が日本に住んでいて、自宅に英語の電話がかかってきたら不審に思って切ってしまうと思います。

勤め先にも頻繁に

勤め先の会社にも詐欺電話がかかってくることがとても多いらしく、主に電話をとる社長や事務の人は発信元電話番号を確認して怪しい発信元なのか、そうでない発信元なのかを確認してから電話を取るようにしているようです。

そんな詐欺電話ですが、つい先日も勤め先にかかってきました。その時に社長が「詐欺電話の撃退方法を教えてあげるから見てて」と僕の前で撃退方法を実際に見せてくれました。

ユニークな撃退方法

先にこの詐欺電話のことを軽くお話しておくと、

・クレジットカード会社を騙った詐欺電話

・不審な支払いを検知したので保留している

・保留中の支払いをキャンセルするにはクレジットカード番号が必要

というような内容でした。

さてさて、以下が社長による詐欺電話の撃退方法です。

機械音声「こちらはクレジットカード管理会社です。あなたのクレジットカードに不審なトランザクションが見つかりました。オペレーターと話したい方は1のボタンを押してください。」

 

社長「(ほら来た!と言いたげなイタズラな笑顔で僕を見ながら、1番のボタンを押す)」

 

詐欺「ハロー、こちらはクレジットカード管理会社(社名を名乗らない)です。ご用件は何でしょうか?」

 

社長「そちらから、クレジットカードで不審な支払いがあると電話がかかってきたんですが。」

 

詐欺「お調べします。確かにあなたのクレジットカードで2件の支払いが保留中になっています。1件は350ドルの支払いで、もう1件が72583ドルの支払いです。この支払いを停止しますか?停止する場合は確認のため、クレジットカード番号を教えてください。」

 

社長「それぐらいの額の支払いは頻繁にあるから、2件とも支払い処理を続行してください。

 

詐欺「Oh...(そのまま電話を切る)

 

社長「(満面の笑みで僕を見る)」

文字に起こしてみると、社名を一切名乗らなかったり、こちらから氏名もカード情報も伝えてないのに保留中の支払いがあると言ってきたり、そのくせに支払いをキャンセルするにはカード番号を伝える必要があったりとかなり杜撰な手口に思えますが、電話口で突然言われたら慌ててカード番号を言ってしまう人もいるのかもしれませんね。

それにしても、わざわざ目の前で詐欺電話の撃退方法を実践して見せてくれるなんて、社長は優しくてお茶目な人だなと思いました。詐欺師が「Oh...」とうめいて電話を切ってしまったのには堪えきれずに笑ってしまいました。

皆さんも詐欺電話やメールにはくれぐれもお気をつけくださいね。

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