日本でのプラスチック製買物袋の有料化とニュージーランド
日本でプラスチック製買物袋が有料化
日本では2020年7月1日からレジ袋(プラスチック製買物袋)の有料化がスタートするんですね。
それにしても、これまで無料で貰えたとっても便利なレジ袋をどうして有料化しようとしているのでしょうか?
政府のサイトにはこんな風に書いてありました。
Q.なぜレジ袋を有料化するの?
A.海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの解決に向けた第一歩として、プラスチック製買物袋の有料化を通じて、マイバッグの持参など、消費者のライフスタイルの変革を促すことが目的です。
つまり環境問題解決への第一歩としての試みなんですね。ということは、今回のレジ袋有料化の影響を見て、第二、第三の手を打っていくということなんでしょうね。
ニュージーランドの事情
NZは2019年に禁止
実はニュージーランドでは2019年6月1日にプラスチックバッグの配布が禁止されました。規制の対象となるレジ袋は日本のレジ袋と同様ですが、日本のように有料化ではなく、ニュージーランドでは禁止になったところが違いますね。
↓レジ袋禁止のお知らせ(NZ政府サイト)↓
https://www.mfe.govt.nz/plastic-bag-ban
禁止後の変化
さて、レジ袋が禁止されて1年経過したニュージーランドですが、環境問題解決の糸口になったでしょうか?
答えは、NOです。たしかにレジ袋の配布が禁止になり、買い物客がショッピングバッグを持参するようになったし、レジ袋が捨てられることで環境に悪影響を与えると言う事実も浸透しました。しかし、ただそれだけです。
依然お店では野菜や肉のパッケージを入れるためにロール状のプラスチックバッグが取り放題になっているし、特に環境に優しくもないゴミ袋も今まで通り買えます。
環境問題を本気で解決するには
ニュージーランドの現状を見る限り、プラスチック製買物袋の有料化・禁止政策だけでは環境問題解決の大きなインパクトにはなっていません。
本気で解決するのならば、
・プラスチック製品の全面禁止(バイオディグレーダブルな製品は除く)
・マイクロプラスチックの使用禁止
・過剰なパッケージの禁止
・リデュース、リユース、リサイクルの徹底
・ゴミの分別の徹底
最低でもこれくらいは政府主導で徹底していかないと環境問題の解決は難しいのではないかと思います。みなさんはどう思いますか?
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